パーキンソン病の原因と改善報告
パーキンソン病は、20歳代以上に見られ、発症年齢のピークは、50歳代後半から60歳代です。
パーキンソンの原因は、脳内の中脳という場所の黒質という部分の神経細胞の数が減り、
神経伝達物質のドパミン(ドーパミン)の生成が正常に行われないために起こります。
ドパミンを作る神経細胞が減る原因は特定されていません。
参考;
難病情報センター・厚生労働省より
四大症状として
(1)安静時のふるえ
(2)筋強剛(筋固縮)
(3)動作緩慢
(4)姿勢反射障害
その他に
(5)同時に二つの動作をする能力が低下
(6)自由な速さのリズムが作れない
これらの症状が見られます。
臨床データの取得中ですので、全てを100%と断言はできませんが、
現れる症状は、以下が原因と考えられます。
(1)安静時のふるえ
血液の循環が悪い。
手のふるえは、肩の筋肉が緊張
足の震えは、腰の筋肉が緊張
(寒いとき、緊張したときにふるえる)
(2)筋強剛(筋固縮)
筋肉が緊張し、体の動きが悪くなる
(3)動作緩慢
筋肉が緊張し、体の動きが悪くなるため、動きがゆっくりしている
(4)姿勢反射障害
筋肉が緊張し、体の動きが悪くなったため、体がうまく動かない
パーキンソン病の場合、全般的に運動機能が低下します。
運動機能の低下は、脳の障害もあることは事実ですが、
筋肉が緊張(硬く)して起こっています。
痛みも同じことで、筋肉が緊張して血行不良が起こり、痛みとして感じています。
痛みのしくみの詳しくは、
痛みQ&Aより。
パーキンソン病に限らず、痛みの原因は筋肉の緊張から起こりますので、
筋肉が軟らかくなれば痛みは消えます。
動きづらかった体も、筋肉が軟らかくなれば動くようになります。
また、筋肉が軟らかくなり、血行がよくなってふるえが止まる患者さんもいます。
安静時のふるえ・筋強剛(筋固縮)・動作緩慢・姿勢反射障害が患者さんに見られ、
左右差を認めない症例や、姿勢反射障害や足のすくみで発症する症例は、
「パーキンソン症候群」と診断されます。
痛み・痺れ・運動障害はあるが、はっきり原因がわからないときも、診断する医師もいます。
「パーキンソン症候群」は、あくまでも診断名なので、
安静時のふるえ・筋強剛(筋固縮)・動作緩慢・姿勢反射障害の原因が、必ず発生するものではありません。
今までの結果より原因として考えられること、実証されたことは、
(1)安静時のふるえ
筋肉の緊張により血液の循環が悪い。
手のふるえは、肩の筋肉が緊張
足の震えは、腰の筋肉が緊張
(寒いとき、緊張したときにふるえる)
(2)筋強剛(筋固縮)
筋肉が緊張し、体の動きが悪くなる
(3)動作緩慢
筋肉が緊張し、体の動きが悪くなるため、動きがゆっくりしている
(4)姿勢反射障害
筋肉が緊張し、体の動きが悪くなったため、体がうまく動かない
当然、筋力が回復した例もあります。
筋肉の緊張が無くなったときに、これだけの改善例があります。
実際、100%の人が完治したわけではありませんが、
痛みの改善率は100%、体の動きに関しての改善率は100%です。
今のまま痛みを我慢していても、いつまでも治りません。
一人で悩まずに、今すぐご連絡ください。
パーキンソン病と診断された患者の改善報告
パーキンソン病 と 痛みと痺れは無関係? 改善報告
現在、パーキンソン病の改善例は、4例。
※
パーキンソン症候群は、あまりにも多数いので掲載しません。
現時点まで、改善率は100%ですので、あくまでも普通の慢性疼痛でくくります。
体に著しい変形があり、介護を必要としていた2例を報告
はじめに、私を訪ねてくる患者は、痛みや痺れがある患者がほとんどです。
掲載する2名も、激痛で眠れず、一人での歩行はできない状態でした。
詳細は、下記に詳しく表記しますので、参考にしてください。
改善例@
昭和25年生まれ 岐阜県 女性
特定疾患医療受給者
経歴
平成15年、長時間の座り仕事から、腰痛を発症。
整形外科で診察を受け、鎮痛剤、湿布を毎日行う。
痛みが消えず、紹介状を受け、精神内科へ診察
診断名;『パーキンソン病』
痛みは全く改善されず、薬品を変えたとたん、上半身が1ヶ月以内に前屈し上半身が起こせなくなる。
(薬品名は、公的機関のみにお知らせしています。ご了承ください)
その後、特定疾患医療受給者証を付与される。
2008年 9月に、所見。
@の写真
5年以上の上半身の前屈状態が続き、上半身は前後左右自力では全く動かず。
外力を加えても、5度程度の稼動範囲
腰椎下関節突起がはっきり確認できるほどの筋肉の衰退。
腰部筋肉(脊柱起立筋)の厚みは、2mm程度
自立して歩けず、介護が必要であったが、
4時間程度、腰部の筋肉の緊張を無くした後、階段を一人で昇降できるまで回復。
Aの写真
2009年 9月には、手を使えば上半身が起こせるようになり、睡眠時の激痛も全く無くなる。
うつ伏せも、無痛のまま行うことができる。
B2010年5月には、自立してまっすぐ立つことが、数十秒程度であれば可能。
自立したまま数歩なら歩ける状態
筋肉(脊柱起立筋)の厚みは、1.5cm程度。
C2010年4月には、上半身を反ることも可能
現在、筋力回復のため、自宅での独自のトレーニングを行っている状況。
半年に1回程度行う、リハビリ施設での筋力測定では、どの分野でも2倍以上の筋力の回復
(病歴・詳細データは、大学病院などに保管)
処方薬を停止した場合、筋力停止状態になるため、現在も服用中である。
(停止は、あくまでも本人の意思で行った結果からの報告)
現在は、病院、市の介護でも、緩消法を推奨し、現在は処方薬のみ。
改善例A
昭和5年生まれ 東京都 男性
特定疾患医療受給者の付与を断る
経歴
平成20年3月頃、腰、足の激痛により、整形外科を受診。
診断名『脊柱管狭窄症』
形外科で診察を受け、鎮痛剤、湿布を毎日行い生活したところ、上半身が前方へ曲がり、稼動範囲が無くなった。
痛みは全く改善されず、上半身が1ヶ月以内に前屈し上半身が起こせなくなる。
全く改善がされない状態で、病院を変えながらの生活。
平成21年3月、整形外科より精神内科を紹介され受診。
診断名『パーキンソン症候群』
服用した薬で副作用がひどいが、続ける。
改善は全くせず、症状は悪化し続け、会話もできない状況へ。
整形外科ではブロック注射と鎮痛剤。
精神内科では、パーキンソン病の薬。
平成21年6月には、10mの移動も困難になる。
平成22年5月、1年以上の闘病生活により筋力の低下が著しく、
リハビリ施設利用をはじめるため、診断名が必要となり、大手総合病院で診断。
診断名『パーキンソン病』
当然、本人は、特定疾患医療受給者の付与を断る
@平成20年3月ごろの写真、 病院へ行く前に撮影(男性の妻)
A平成21年6月21日にはじめてお会いしたときの写真。
上半身は前後左右自力では全く動かず。
両手の稼動範囲もほとんどなく、服を着ることなどほとんどできない。
日常生活には、介護が必要な状態
B外出ができないため、私の合間を見ながら自宅へ訪問。
5日で改善が可能と考えていたが、腰部に筋肉の緊張・石灰化・骨化・筋肉の癒着が著しく、14日目の写真。
C手を使うことで直立できる。
D数十年ぶりにうつ伏せができる。(本人は、うつ伏せを行った記憶がないそうです。)
(数十年間、痛みがあったことがわかる。)
E脊柱管が、極度に2箇所狭窄している写真は珍しく、公開しました。
画像提供元(東京大学医学部付属病院)
神経が圧迫された場合、運動麻痺は起こりますが、痛みや痺れは起こりません。
ですから、この画像でも極度に脊柱管は狭窄されていますが、神経は圧迫されていないことをご理解ください。
現在は、自力での直立は数秒程度可能で、痛みは全く無くなる。
【男性本人より】 ※あくまでも、個人の体験談です。
パーキンソンと診断されてから4ヶ月余薬を飲んでいましたが、副作用が大変強く自己責任において(医師に無断で)勝手にやめました。
その間にブロック注射を6本打ちました。
副作用を列記します。
まず頭がもやもやして眠くなり、ろれつが廻らなくなり言葉も聞き取りにくくなった。
そして足もむくんで足の親指の爪の両端が白くなっていました。
規則正しく薬を飲んでいたのですから楽な時は一切ありません。
坂戸先生に直接お世話になり始めたのは平成21年6月21日からです。
薬をやめてから見るみる全てが改善され後遺症は何もなく体の調子はとても良くなり良かったと思っています。
※あくまでも、個人の体験談です。
薬をやめて、正常に会話ができるようになり、
筋肉の緊張を無くすことにより、運動障害が改善されました。
20分程度は歩けるようになっています。
診断名と痛みや痺れは無関係といえる一例です。
このようなことが山のようにありますので、診断名は診断名として、本当に病気を治したい場合は、本当の痛みや痺れの原因を知ることが患者にとって一番大事なことです。
今のまま痛みを我慢していても、いつまでも治りません。
一人で悩まずに、今すぐご連絡ください。